コロナ禍でひとびとを救ったゲーム4選
2020年、と聞いて多くの人は「コロナウイルス」を連想するだろう。
新型コロナウイルスが世界的に大流行したことで、「#Stay Home」、いわゆる巣ごもり状態での生活がスタート。いつ終わるかもわからない「おうち時間」の増加、不安定な社旗情勢への不安からゲームの需要が増え、その市場も大きく拡大した。
「あつまれ どうぶつの森」
日本国内では、『あつまれ どうぶつの森(通称:あつ森)』が大ヒットを記録。アメリカでも『Animal Crossing : New Horizeons』のタイトルで人気を博し、2020年の年間売り上げトップ3入りを果たした。
コロナウイルスの影響で、現実世界においては人と「ソーシャルディスタンス」をとらなければならないという状況の中、ゲーム世界で世界中の人と交流できる『あつ森』は、多くの人にとって癒しの存在となっていた。
ゲームの舞台は無人島。「移住パッケージツアーに参加する」という設定で、プレイヤーの無人島生活がスタートする。ゲーム内では、釣りやムシ捕り、自宅のインテリアを考えることや服のデザイン、さらには島の地形を変えることまでできる。つまり、このゲームの魅力は、ゲームの中で「なんでもできる」ことである。「なんでもできる」、裏を返せば「何もしなくていい」このゲームは、自宅での閉鎖的な暮らしに疲れた人々に豊かで自由な時間をもたらしたことで、人気を集めた。
「ファイナルファンタジー7 リメイク」
「ファイナルファンタジー7 リメイク」は1997年に発売されたファイナルファンタジー7を現代のグラフィック技術でリメイクしたものである。
今作では3Dグラフィックスでキャラクターの豊かな表情や街の情景が再現されており圧倒的なゲーム世界への没入感を感じることができる。
ゲームスタイルとしてはRPGとなっており、その中で敵キャラクターとのバトルアクションや戦略的なゲームプレイを体験するものである。今作はおよそ20年前のff7から新しい要素が数多く用意され、当時の懐かしい感覚を残しつつも新しい体験をすることができる。
発売後のプレイヤーのレビューとしてストーリーテリングの質の高さや音楽のクオリティの高さ、グラフィックの繊細さなどが評価されている。
「マリオカート8デラックス」
「マリオカート8デラックス」は2014年にWiiU専用として発売された「マリオカート8」に新要素を追加しNintendo Switch専用として発売された
前作の「マリオカート7」で新たに追加された空中や水中での走行に加えて、今作では新たに「反重力エリア」が追加された。これらはコースの天井や壁に配置されておりこのエリアを走行するときにはタイヤが水平になり壁や天井を走行することができる。また、Wii専用の「マリオカートWii」で初登場したバイクが復活し、新たにATVバギーとして追加された。
また、本作は1人で遊ぶことはもちろんインターネットを使用すれば最大12人でプレイすることができる。そのため、コロナ禍で在宅が増え、リモートでの交流が増えた中で離れていても共にゲームのできる「マリオカート8デラックス」が流行した。
「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」
2020年、世界中を襲った新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変わった。社会的距離の概念が一般的になり、外出自粛やリモートワークが当たり前になった中、私たちは新たな挑戦に直面した。この混乱の中、私にとっての救いの舞台となったのが、「大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル」だった。
スマブラは、さまざまなゲームやアニメ、マンガから集められた様々なキャラクターたちが熱い戦いを繰り広げるゲームである。しかし、コロナ禍により、友達や仲間たちとの対戦が難しくなり、私たちはソーシャルディスタンスのもと、新しい遊び方を模索することとなった。
スマブラが提供するオンライン対戦は、物理的な距離を超えて友達や他のプレイヤーたちとつながる手段となった。オンラインのリンクを通じて、友情や協力、競争心を感じることができ、仮想の舞台で新たな交流が芽生えた。ゲーム内でキャラクターたちが戦い、私たちもそれに共感し、コロナ禍の現実を忘れる瞬間を味わえたのだ。
さらに、コロナ禍の中でスマブラを通じて得たものは、単なる娯楽以上のものだった。チームバトルやオンライン大会への参加を通じて、世界中のプレイヤーと交流し、共通の興味を共有する場となった。リモートワークや自宅待機の影響で疎遠になりがちな社会が、スマブラを通じて再びつながりを見いだすことができたのだ。
こうして、「大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル」は私にとって、コロナ禍の中での友情やコミュニケーションの新たな形を提示してくれた。物理的な距離が広がる中でも、私たちは仮想のリンクを通じて心を繋ぎ、新たな冒険に挑戦しているのだ。これからもスマブラという共通のプラットフォームを通じて、私たちは困難に立ち向かい、絆を深めていくことだろう。
作成者:Y.Y./M.Y./J.M./T.K.